詩 51にもなって

51にもなって

詩を書いている僕は

何者だろうか?

ジジィの喚き?

遅く来た青春?

とにかく気持ち悪いけど

僕は書かなければいけない

僕は何者でもない

詩人でもない

何かの宣伝でもないし

「荒野で叫ぶ声」でもない

(僕のまわりは湿っているし

木々も沢山ある)

51にもなって

何故詩を書くのだろう?

僕のアタマをすっきりさせて

君に伝える事がある

と思うがどうなんだろう?

ただ

分からないから

書いているのかも知れない

もやもやとした「何か」があって

それをスマホのドキュメントに

ぶつけているだけかも知れない

言葉は不思議で

天上にも行けるし

地獄を見る事も出来る

言葉の持つ精妙さに

51年間やられているだけ

なのかも知れない