俳句十二詠

お久しぶりです。趣向を変えて俳句を詠んでみました。

 

旧仮名字出ぬATOK雨水かな

 

死はリアル動悸だけして蜆喰ふ

 

死の先は何もないよと蛙鳴き

 

哀しみは切つて捨てよと二月尽

 

リヒテルの春の響きよかなしけれ

 

雪解よ目眩は止めてブログ書く

 

雪解の道の泥濘人生か

 

月凍る雨水は名のみの田舎町

 

復活祭道は泥濘花咲かず

 

猫の子はおつかなびつくり俳句詠む

 

猫の恋強きに靡き儚きや

 

春の宵詩が書けなくて薬呑む