詩 意識は風
意識は風
「風は想いのままに吹く」
風は北から南から
髪を揺らしながら
木々を倒しながら
どこから来てどこに行くのだろうか
風は建物を壊し
風車は電力を造り出す
どこから来てどこに行くのだろうか
風は光を遮り
光は風を産む
どこから来てどこに行くのだろうか
風は意識
意識はどこから来てどこに行くのだろうか
意識は肉体を走らせ
意識は脳に思考を命じる
どこから来てどこに行くのだろうか
意識は光を反射させ
光は意識を照らす
どこから来てどこに行くのだろうか
意識は風と交差して
「祈り」を作り出す