詩 ボクは言語の障害者

ボクは言語の障害者

(障がい者って言いな)

論理だった文章は書けないよ

(ほとばしる情熱って言いな)

ボクはダサい障害者

(ファッションが個性的って言いな)

オンナには全然モテません

(心の波長が合わなかったって言いな)

言語が壊れているから詩を書くんだ

(実験的な詩って言いな)

やっぱり小説を書きたいな

(詩の才能があるって言いな) 

哲学書を読んでも解りません

(現実主義って言いな)

実は詩を読んでも解りません

(楽天的って言いな)

みんな心配しているけど

(みんなに愛されているって言いな)

低空飛行で頑張っていません

(ゆとりある生活って言いな)

ボクの事なら大丈夫

(自分を理解しているって言いな)

詩を書いていれば幸せなのだ

(やっぱり詩の才能あるって言いな)

ボクはやっぱり障害者

(それが個性だって言いな)

自分のしている事が分かりません

(聖パウロの悟りって言いな)