詩 暑い夏休みに
暑い夏休みに本を読んだ
遠くの世界の話しだった
太陽と入道雲と
本を湿らす湿気があった
夕立は胎内の記憶
雨音を聞きながら本を読んだ
大人や少年や少女が
不思議な世界に巻き込まれる話しだった
他愛の無い話しだったけど
僕には宝石のような話しだった
祖母のカレーライスを食べるまで
本を貪るように読んでいた
宝石から切り離されるのは苦痛だったけど
腹が減るのは仕方なかった
それに何か食べたい気持ちだった
カレーライスを食べ終わると
働いている母の家に帰らなけはならなかった
駅員さんの話しを聞こう
信号や転轍機を操作する手際を見よう
僕は母のもとに帰りたかった
終列車の急行で家に帰った
久し振りに詩を書きました。
暑いので頭が回らなくなりました。
自分でも何を書いているか分かりません。