詩 消える

久しぶりの更新です。

久しぶりに詩を書きました。

 

 

消える

 

魂と言葉が消える

透明なガラスと光の渦巻き

ブーンとした音が聞こえる

すると、心が消える

偽物のリアリティ

形の無い衝撃が、心を消してゆく

「魂はそもそも見えるの?言葉はどこから生まれてくるの?」

爆風が、心と魂と言葉を消してゆく

そこにあったものが

一瞬見えて

消えてゆく

「カネと暴力の前には、魂なんて無駄だ!」

そうだと思う

魂だと思うものは、カネで買えて

言葉と思うものは、暴力で消える

しかし、錯覚を取り除いて、頭脳を精製した魂と言葉は

不滅だ!

言葉の膜を研げ

魂を蒸留せよ

上に下に、右に左に

想像力を駆け上らせよ

約束の地は近い

約束の地は近い

約束の地は

魂と言葉を研ぎ上げた丘の上にある!

約束の地は近い

約束の地は近い

約束の地は

偽物の心を殺した祭壇の丘にある!