詩 いつになったら

いつになったら眼が覚めるのだろう
夢から夢へ、転がってゆく
不安定な気持ちは何だろう
自分の実力を大きく越える欲望
それに自我が巻き付くいやらしさ
僕は性器のように、いやらしくなった
欲望は開発されて
夢から夢へ、性器の赴くままに
快楽を貪って、墓に埋められる
「こんな事ではいけない」うつつに戻って天使が囁く
でも天使さん、現実はものすごく残酷で
みんな実力以上のものを求めて、悲しんでいるのですよ。
あなたのボスのように、「神の国」はなかなか来ないのですよ。
神さまはなぜ、人々の苦しみ悲しみを放って置かれるのでしょうか?
そう祈って、また夢へ帰る
夢は巨大で醜くて
でも湿地のように暖かくて
快楽地獄のようだ
こんな地獄も悪くないと思いつつ
全ての問題の解答がある天の国も求めている
ムシのいい話だ