詩 夏至

夏至

太陽が隠れる 

低気圧と気候前線に遮られて

海霧に阻まれて

夏至

太陽は何処だ

地球の憂鬱に遮られて

太陽が隠れた

夏至

地球に住むものよ

地球にしか住めないものよ

太陽が一番高い日に

太陽が隠れたのだ

夏至

汚染された海霧に阻まれ

暖かすぎる空気に遮られ

太陽が熱を失った

太陽が一番高い日に

夏至

太陽が熱を失い

地球から熱と空気を奪い去った

我々は何処に住むのか?

ここしかないのではないのか?

脱出は出来ないのだから

宇宙の彼方へは行けないのだから

夏至

我々の災厄は何処に居るのか?

我々の罪悪は何処までなのか?

油を燃やし

放射能を撒き散らし

汚れた手を何処まで伸ばし

汚れた手を限界まで伸ばして

夏至

我々は何処に行くのか?

我々に未来はあるのか?

高みとは何処にある?

低みを怖れるのか?

夏至

地球に住むものよ

地球にしか住めないものよ

我々の罪悪ははっきりと見えて

我々の未来ははっきりとは見えていない!

 

久し振りに詩を書きました。

毎日書かないのは才能の無い証拠ですね。