詩 森は清く水は流れ

森は清く水は流れ

霧を含みながら海へ流れる

精霊を包む空気のすがすがしさ

あまり強くない太陽の光

天使の梯子のように森を照らす

夜のざわめき、昼間の静けさ

鳥が隠れて鳴いている

虫たちは落ち葉を食らい

ふくろうは森を管理する

あぁ大いなる輪廻!

人間はそこから切り離されてしまった

人間の悲劇は考える事

摂理から外れて

足が切り離されてしまった

小賢しい人間は神を作り

城を築き、社会を作った

恐ろしい敵を作り、頼りない武器を作った

今こそ森の知恵に耳を傾ける時

今こそ海へ落ちる太陽に涙する時

永遠の時というものはない

ただ森と海の循環があるのみ!